こんにちは。Chieです。
1月23日(月)に東京で開催された「第8回ジオメディアサミット」に参加してきました。
会場は東京大学の駒場リサーチキャンパス。
今回のテーマが「オンライン・トゥー・オフライン(O2O)」ということもあり、ジオメディア業界以外の方も多く参加されていました。
小雨模様ではありましたが、開始時間にはセミナールームはほぼ満席の状態でした。
ちなみに、当日東京は大雪でした。
懇親会を終えるころには、駒場リサーチキャンパスも真っ白。
参加のみなさま、無事に帰宅できたでしょうか?
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さて、今回のジオガールズブログでは、第一部のメイン講演を中心に、印象に残ったキーワードをあげ、個人の気づきや面白かった点をまとめてレポートします。
登壇者のみなさまの企業名やお名前等については、簡単な表記とさせていただきました。
詳細はジオメディアサミット運営事務局のアーカイブをご覧いただければと思います。
↓アーカイブはこちら↓
第8回ジオメディアサミット、無事終了いたしました。
■リアルに人の動きを把握する
メイン講演の一人目は、CCC藤澤さん。
テーマは「40,000店舗、3,850万会員基盤によるDBマーケティング」です。
One to Oneマーケティングについて、Tカードの各社連携の戦略的な位置づけ、ユーザーの移動を軸にした販促事例もご紹介いただきました。
コンビニやガソリンスタンドで「Tカードありますか?」「ポイントカード持っていますか?」と声をかけられる機会が増えましたよね。
私も以前はDVDレンタルでしか利用していませんでした。
最近はTカードの提示を求められる場面が増えたため、国内旅行のときにも念のため、Tカードはお財布に入れています。先日四国旅行をした際にも、レンタカーやガソリンスタンド、コンビニなど、求められる場面が多々ありました。
私自身、今は「ポイントをためている」という行為自体が持ち歩く動機となっています。
今後はTカードに蓄積される行動履歴が「お得」につながり、「ライフログを残すとお得」、だからTカードを持ち歩くことになりそうです。
藤澤さんの「個人的希望」でも語られた、行動を予測して、時間と場所がタイムリーなアプローチ。
リアルに人の動きを把握することで、欲しいとき(タイムリー)に必要な情報(パーソナライズド・レコメンド)が届けられる世界は嬉しいですね。
■ジオメディアの中心に二子玉川
二人目は東急電鉄の福島さんの「ニコトコを中心とした二子玉川でのジオサービス展開」のご紹介でした。
街づくりだけでなく、その街に来た人に使ってもらえるソフトづくりやコミュニティ形成にも力を入れてるとのこと。
タイトルにもなっている二子玉川。
昨年二子玉川ライズがオープンしたこともあり人気再燃中ですが、ジオメディア業界としても目が離せませんね。
クリエイティブ・シティ・コンソーシアムでの取り組み事例は、どれも興味深いです。
中でも、IMESを活用した実証実験はぜひ一度体験してみたいです!
東急沿線というと、これまでもジオメディアとかかわりの深いエリアです。
位置情報サービスでは「pin@clipアプリ」の展開、鉄道チケットでは昨年秋にブログでも紹介した「トライアングルチケット」などがあります。
女性にとって、二子玉川は人気のおでかけスポットのひとつ。
そんな消費最前線と、ビジネス最先端が共存する街として、今後の発展が楽しみです。
■NFC=位置情報の証拠能力が高い
続いてメイン講演最後は、リクルート鵜飼さんによる「「NFC」活用によるビジネス可能性」。
これからスマホでの搭載機種が増えてくるNFCについて、日本におけるガラケーでの経験を踏まえながらお話いただきました。
あまりNFCには詳しくなかったのですが、わかりやすく解説いただき、おサイフケータイとの関係や「できること」を理解できました。
以前ガラケーでFelicaを使っていたときは、マクドナルドやぐるなび契約店舗の店頭で、端末にタッチした経験があります。各サービスの会員登録をし、割引クーポンを取得したりスタンプとして来店回数をカウントするなどです。
O2Oは近年話題ですが、日本ではすでに数年前からNFC規格を使ったビジネスを経験しているんですよね。
また、お話にもありましたが、NFCによって取得した位置情報は証拠能力が高いと位置づけられます。
タッチするため、物理的に「どこで」という情報が正しく取得できます。
決済やクーポン取得など、タッチの動機づけはコマースビジネスとして可能です。
その上で、証拠能力が高い位置情報を活用して、ユーザーにどのような価値を提供できるのか。
個人的にはとても興味があり、大きな宿題をもらった気持ちです。
スマホ搭載により利用者数の大幅な拡大が期待されるNFC。
今後どんなサービスが登場してくるか。ぜひ、ジオガールズブログでも取り上げてみたいと思います。
■店舗のオペレーションを意識する
休憩をはさんで、第二部はパネルディスカッションでした。
テーマは「店舗運営者からみたジオメディア」。
モデレーターはゴーガ小山さん、パネラーは壇上左からマイネット・ジャパン上原さん、サンゼロミニッツ谷郷さん、FrogApps中村さん、nomad小笠原さん、らしく佐藤さん、ゆめみ君塚さん。
参考になる切り口が盛りだくさんでしたので、ぜひUstreamをご覧ください!
http://www.ustream.tv/recorded/19953489
いろいろなキーワードが飛び交う中、最も心に残ったのは、店舗のオペレーションを意識すべきということ。
新システムやサービスを導入するときは、店頭で接客するためのフローやルールに変更が生じます。
それが大きな負荷になることもあります。
インターネット上のサービスや商品を通じて店舗への送客や売上貢献を考えていく際、店頭のオペレーションまで想定した評価は現状足りていません。
リアルな店舗でお客様との接点になるのは、店舗で働く方たちです。お客様へのサービス提供がどのように行われているか、フローやルールをきちんと理解して提案することが大切なんだと再認識しました。
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第三部はライトニングトーク。
復興支援特別枠の1組と投票を勝ち残った10位までの11組の、合計12組が登壇されました。
今回のブログでは紹介しきれませんが(…すみません!)、自社サービスの紹介や新しい取り組みの発表などで盛り上がりました!
進行役ということで、picacchと2名で司会を勤めさせていただきました。
いつもより参加者も多く、登壇者の数も12組ということで、少し緊張してしまいました。
途中ベルが鳴らなかったり、至らなかった点はご容赦を。。。
以上、約40分押しで終了した第8回ジオメディアサミット。
本編終了後も、懇親会には多くの方が遅くまで参加されていました。
立候補形式でのライトニングトークも行われましたよ。Ustream配信がなかったので、参加者だけの特典ですね!
同じ週の27日(金)には大阪でも「第四回ジオメディアサミット関西」が開催されました。
テーマは「ビジネスチャンスとしてのジオメディア」。
さっそく運営事務局のサイトに記事がアップされています。
http://geomediasummit.jp/post/16637633887/4
こちらもぜひご覧ください。
毎回少し先のトレンドをとらえた旬なテーマで開催されるジオメディアサミット。
次の開催も楽しみです!
[おまけ]
ライトニングトークのコーナーでは、冒頭に少しだけお時間をいただきました。
ジオガールズの活動内容と、2011年の振り返りとして、ブログ全27本のうち閲覧数が多かった記事3本をご紹介。
紹介した3本はこちらです。
おまけとして、4位と5位も発表します。
★第1位★
2011年8月16日「これはモテる!女子が思わず顔を近づけるiPhoneアプリ3本+1」
★第2位★
2011年7月5日「女子の視点でチェックインについて考えてみた」
★第3位★
2011年10月7日「人生のストーリーを地図に!まったく新しいFacebookタイムラインの地図機能」。
☆第4位☆
2011年9月9日「IT女子部が大集結。MUP48!」
☆第5位☆
2011年11月17日「ユニクロにチェックインして2000円クーポン当てちゃお!
当日は開催までの待ち時間を利用して、picacchと「2012年のジオガールズブログをどうするか」のプチ編集会議をしました。
方針まとまりましたので、今後のブログ記事にも反映していきますねー。
Written by Chie (@crispytaffy)
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