2012年7月27日金曜日

いま話題のiPhoneアプリ「僕の来た道」を使ってみたぜよ!

お久しぶりです。@grabbit88 です!

さてさて、皆さん。
業界の話題を独占している、iPhoneアプリ「僕の来た道」はもうお使いですか?
今日は私が実際に使ってきたレポートしますね。

では、早速レポート開始


起動するとこんな画面が表示されます。ステキな起動画面!
左:起動画面 右:ホーム画面


今いる位置で赤マルのアイコンをタップすると投稿できます。
左:ホーム画面 右:投稿画面


エリアだけでなく任意の施設を投稿することも、もちろん可能。
周辺施設一覧画面


上の赤い枠にメモを入れることもできる!

メモすると下の赤い枠のように内容が反映されるよ。スワイプするとメモを削除できる。
左:メモを反映した画面 右:スワイプしてメモを削除


投稿したエリアをタップすると詳細な地図が表示される。
クリアな地図はさすがYahoo!クオリティ。
詳細な地図


設定機能は、ソーシャル連携、Evernote連携、バッテリー低下時などができる。
常に位置情報を取得するからバッテリー関連の設定はありがたい。
つぶやき文言も変更できるからおなじみの「○○なう」にもできますね。
設定画面


おもしろいのは、他の位置情報系サービスの投稿も拾ってきてくれるところ。
下の例は4sq(フォースクエア)で投稿した内容が反映されている画面。
他にもロケタッチのデータも拾ってきてくれる。
左:フォースクエアのデータ表示画面 右:フォースクエアでチェックインした画面

保存したライフログを後で振り返ることもできるよ。
一日何キロ移動したかわかるのは楽しい!
左:その日の履歴 右:履歴一覧


履歴の右上の地図をタップすると、その日に移動したルートが表示されるよ。
下の例はルート上のその日に投稿した位置のピンをタップした画面。
ルート地図画面


その日のライフログをEvernoteにも保存できる!これはステキな機能!
Evernoteが日記になるね。


リリース後、いろんなメディアに掲載されていました!さすが!

ジオのみんなが愛するLatLongLabのリリース記事

なんと、読売新聞にも!(さすがYahoo! Japan)

著名ブログでも紹介されてるよ!

つまりですね。みんながLatLongLab(Yahoo! Japan)から出たライフログアプリが気になってしょうがないわけですよ!私もその一人ですけど。


要望

ちらほら出ていると思うけど、写真をアップしたい。
店舗のべニューが少ないから他のチェックインを使ってしまった。ここは充実させて欲しいな。
あとは、やっぱりライフログを貯めたらPCで見たいなー。もちろん、公開/非公開の設定は欲しい。
Evernoteへの同期の方法など、若干わかりにくいところがあるからチュートリアル入れると初心者にもやさしいかも。


アプリの紹介

僕の来た道
開発:Yahoo Japan Corp.
価格:無料
AppStore


おまけ

LatLongLabから数多くのサービスがローンチされていますが、最近、私が注目しているのが、iPhoneアプリ「シャカ地図」です。
このアプリ、なんとシャカシャカ振らないと地図が見れないのです!
なんて斬新な!なんて奇抜な!これぞ皆が愛するLatLongLab!
このアプリに興味がある方は、@ninochi に聞いてみて!
きっといろいろ教えてくれるはず!


ではでは。

2012年7月23日月曜日

多摩美オープンキャンパスで出会ったジオな展示を紹介!

こんにちは。Chieです。

今週末は多摩美術大学オープンキャンパスを訪問してきました!
開放的なキャンパスとシンボリックな建造物にもすっかり魅了されました。

さて、今回のブログでは、数ある学生の作品展示の中から、ジオ関連のものをいくつかご紹介します。

■キャンパス内の放射線量を地図に
情報デザイン学科メディア芸術コースの展示では、八王子キャンパス内の放射線量を測定して作成した地図が展示されていました。その名も「みんなで作ろう放射線MAP」。


地図の横には、ポケットガイガー通称ポケガを使って測定結果をシールに記入、地図への貼り方を説明してあります。すぐ下に、よく見ると、、、「フェルトの作り方」?


地図上の校舎はすべて手作りのフェルトでできているそうです。とってもカラフルで、リアルな配置なのに、どこか非現実的な空間を想像させます。そこにペタペタと放射線量を記入した白黒のシールを貼る。

その組み合わせ方のギャップ。大学生ならではの発想ですね。


■いろいろな情報を地図で表現

同じく情報デザイン学科には、さまざまなインフォメーションを盛り込んだ地図の展示もありました。
紹介した以外にもいろいろありました!


・多摩美彫刻絵図
ずっとそこにある彫刻の存在感に、歴史上の妖怪の姿を重ね、ひとつひとつの姿や形を浮きだたせるように描いた絵図。立派な巻物とセット。



・The Ground Map of TAU(たまびじめんおとまっぷ)
地図上のその場所を聴覚で感じる地図。砂利道はざくざくした音、テニスコートではテニスをプレイする音など、地点をクリックすると音でその場所を楽しむことができます。



・ぼっちず
「ひとりでのんびりひるごはん」をコンセプトにした、一人になりたい人向けのおすすめスポットが一目でわかる地図。逆に友だちから見つかりやすくなるリスクも!?




■地図を用いたフォントも!
他には、情報デザイン学科には地図を使ったフォントも展示されていました。
「想いを伝える地図 -MAP FONT-」。少しノスタルジックなフォントとなっています。



■地域性をデザインで表現
最後に、テキスタイルデザイン学科。
その地域の植物をモチーフとして、ゴミ箱をデザイン。住人のエリア区分の違いによるごみ出し間違えを無くそうという試みです。


うーん。ごみ箱にしておくのはもったいないくらいの美しさ。
視覚的に自分の住んでいる地域を意識するというのは、直感的かつエリア愛も感じられていいなと思いました。


■まとめ
美大生により考え出された地図表現。そして地域性。
本来のお仕事上で考え、目にする地図とは異なった視点から誕生したクリエイティブに触れ、とても面白い体験となりました!

もっと質問してみたいと思うこともたくさんありましたが、あまりお話しができず持ち帰ってしまい、今思うととても残念です。

また機会を見つけて、他の大学にも訪れてみようと思います!


[おまけ]
今回のオープンキャンパス。訪問した一番のお目当ては、「あそびのデザイン」の体験でした。
その場でしか遊べないというゲームに、ついつい夢中になってしまいました!

下の写真でご紹介したゲームを作ったのは、情報デザイン学科の3年生のみなさん。4月からオープンキャンパスまでの3か月間で新しいゲームを考えます。どれも「始め方」から「終わり方」まできちんと設計されています。

子どもも大人も楽しめるので、来年はぜひ参加してみてくださいね。





Written by Chie (@crispytaffy)

2012年7月14日土曜日

地図ガールのシンポジウムに参加!女子の視点から地図を語る

こんにちは。Chieです。

6月23日(土)参加したG空間エキスポで、地図ガールのシンポジウムを聴講してきました。
すっかり遅くなりましたが、ライトニングトークのセッションをレポートにまとめてみました。


【講演,パネルディスカッション】
女子の地図力最前線―“地図ガール”の感性と新マーケット

趣旨:
このシンポジウムでは、女性目線からみた地図の世界を正面から取り上げます。ライフスタイルを確立した大人の女性は、どのような感性で空間をセレクトし、自分の価値観や趣味を満足させる行動をしているのでしょうか。シンポジウムでは、こうした地図の世界をリードする方々にパネリストとして登場いただき、女性から見た地図世界の問題点、地図への関わり方、好まれる地図表現、行動に結びつく地図情報などについて提言を頂きます。これにより、来場者の皆さんとともに女性目線の斬新さやユニークさ、さらに新マーケットとしての可能性を考えてみたいと思います。

■地図ガール6名によるライトニングトーク!

(1)「古地図に見る地図の多様性-ビジュアルマップを中心に-」
渡辺英恵さん(早稲田大学・学部生)


古地図の歴史を紐解きながら、「かわいい」「きれい」「たのしい」「おしゃれ」な地図を提案する渡辺さん。
女子にウケる地図の代表的な例として挙げたのは、明治時代の吉田初三郎氏のビジュアルマップ。鳥瞰図です。

もうひとつ渡辺さんが提案していたのは、古地図の楽しみ方。
CMや映画に登場する古地図には何が使われているか追究したり、古地図関連の旅先を選ぶなど、古地図ガールならでは。

私も先日、金沢のお土産の包み紙の古地図が気になったところです。
図書館に行って調べてみようかな。


(2)「東急線トライアングルチケット 女性向けPRへの挑戦」
宮嵜朋美さん(東京急行電鉄株式会社・「なでしこチーム」事務局)


東急電鉄が網羅する通勤経路を観光エリアとするアプローチの一つ、「トライアングルチケット」。
プロモーションの中で意識されているのは、女性にわかりやすい見せ方とのこと。そのエリアを散策するのにかかる時間、そして駅からの距離をわかりやすく表現することで出かけたい意欲を引き出します。
「駅からお店までの地図はデザイン的に載せなくて良い。必要なら自分で取りに行くのでリンクをつけた」という割り切りも成功のポイントとか。

昨年ジオガールズブログでも紹介しましたが、トライアングルエリアは一駅ごとに異なった魅力があり、途中下車が楽しめます。男性も利用OKですよー。1日おとな390円。おススメです。

・2011年9月30日 休日に女子力アップ!

(3)「旅行ガイドブックから見た女子の地図力」
千歳丸紀子さん(昭文社・ことりっぷチーム)


書店のガイドブックコーナーでひときわ目を引くかわいい装丁の「ことりっぷ」。
女子旅を計画するときに、旅のイメージがわきやすいので、購入したことがあります。

現在、国内52エリア、海外30エリアを網羅。20代半ば~30代の女性の声を聞いてできた商品とのこと。
自分のカメラで撮ったようなテイストの写真にしたり、自分用メモのための余白と紙質など、工夫が凝らされています。

コンテンツは全体的に女性を意識して作られていますが、地図についてはまだまだ改良の余地がある気がしました。千歳丸さんも、地図の色づかい、色数、情報の多さを指摘されていました。


書籍などの印刷物では加工編集ができますが、スマホやタブレットで表示する「行くためにガイドする地図」となるとまだまだデフォルトの地図に頼らざるを得ません。デフォルメではない、省略ではない、でも見やすい地図。ここはもっと考えていかないといけないなぁと思いました。


(4)「観光ガイドから見た女子の地図力」
福井靖子さん(神奈川SGGクラブ・通訳案内士)


福井さんは、通訳ガイドをする際に、ポケット版の地図を愛用しているそうです。建物が色分けがされているため、急なお客様の要望が出たときに、いきたい場所を見つけやすいとか。

また、提案されていたのは、地図の中の目印について。
マクドナルドやケンタッキーなど、世界共通のまーくはもちろん有効ですが、外国からのお客様の場合は外貨両替ができる場所など、利用目的に応じした目印の出しわけがあるとよいとのこと。

(5)「街歩き地図と女性」
八代愛さん(ゼンリンデータコム)


ラストワンマイルでわかりやすいものを」というコンセプトのもとに、「街歩き地図」を提案。

街歩き地図では、
・地下鉄の出入口を優先して表示
・地下鉄の出入口名称を若干大きく表示
・地下街エリアを斜線の塗りつぶしで強調して表現
・コンビニ・ファーストフードなど街中のランドマークや建物のコントラストを強調して表現
などで、徒歩利用のための最適化を行っているとのこと。


街歩きの尺度では、駅周りや屋内の地図表現はとても重要です。
交差点名がわからなくても、必要なランドマークが見つけやすいこと。
女性にとって地図に求めるものは、「不安解消ツール」としての役割なのかも。

他には、地図を使ったアイテムを紹介。
地図のドレスは初めてみました!


ジオガールズたちも、地球儀が大好き。アナログに手に取れる地図って、いいですよね。

(6)「認知心理学から見た女子向け地図の意義」
新垣紀子さん(成城大学社会イノベーション学部)


ライトニングトークの最後は、認知しやすい地図のお話。
男性にも女性にも共通して認知しやすい地図の向きがあるそうです。

すなわち、面している方向にあっていないと難しい。


この画像の例だと、ほとんどクイズですよね。
正しい部屋まで行くためには、まず頭の中に立体の間取り図を構築するところから始めなくてはいけません。


でもこのように、向かう方向に面していると、どちらに行けばよいか一目瞭然です。

日本のショッピングセンターなどにある地図は、「向かう方向に面している地図」になってきているとのこと。使う人の立場に立った表現の仕方。ここには性別の差はなくて、男女ともにわかりやすい方がいいのは当たり前ですよね。


■まとめ

地図だけにフォーカスした議論はとても新鮮でした。
また、同じ女性の視点ということもあり、「なるほど!」と頷く場面もたくさん。

特に鳥瞰図が女性に受け入れやすいという点には共感しました。
鳥瞰図は「おおよそどちらの方面に何がある」というのが俯瞰してわかるので、視覚的に受け取りやすい情報の見せ方です。実際そこにたどり着くとなると鳥瞰図では難しいと思いますが、どのエリアに行けばよいかの目安になります。
女性が鳥瞰図を好むのだとすると、嗅覚に近い本能的な衝動が行動を支配しているのかもしれませんね。

全体を通じて、地図自体の表現や見やすさだけではなく、地図を表示するタイミングや配置も重要なんだと再認識しました。

ぜひ機会があれば、地図ガール×ジオガールで、ジオメディアのこれからを熱く語ってみたいです。


Written by Chie (@crispytaffy)

2012年7月7日土曜日

1年前の今日何してた?自分の過去を教えてくれるサービスたち



こんにちは、picacchです。

蝉の鳴き声がちらほら聞こえ始め、また今年も夏が来ますね。
もうかれこれ30回以上も夏を経験してきたので、ガールとは言えない歳なのですが...。
まっ、それはさておき今日はそんな自分の過去を教えてくれるサービスをご紹介します。

photo credit: JD Hancock via photo pin cc


SNSに保存されている数年分の自分のデータ

TwitterやFacebookなどのSNSを使い始めて数年が経ちました。
その他にもFoursquare、Flickr、Instagramなど自分に関する情報をインターネット上に公開することが当たり前のようになり、かなりのデータがそれぞれのサービスに貯まっています。
基本的にSNSでは、最新のニュースや今何をしてるかが注目されるわけですが、そこに貯まった過去のデータに注目して、1年前の今日の自分、5年前の今日の自分など過去の自分に関わる情報を教えてくれるサービスたちが増えてきているような気がします。



数年前の今日の自分を教えてくれる「Timehop」と「Memolane」

私のメールボックスには、毎日「 Timehop 」と「 Memolane 」からそれぞれ1年前の今日の私と数年前の今日の私の情報が届きます。




両サービスとも、TwitterやFacebook、Foursquareなどのアカウントを連携させることで、それらに保存されている過去のデータからある1日の情報を配信してくれます。
Timehopから送られてくるメールは、1日を時系列で日記風に表示してくれて、デザインもきれいで見やすいです。



たいていサラッと眺めておしまいですが、写真や地図があったりすると、一瞬にしてあの日の記憶が蘇ります。
わざわざ自分の過去を振り返ることはなかなかないですが、こうやってメールで送られてくると意外と見ちゃうもんですね。
あっ、去年ここ行ったなーとか、1年経っても全然変わってないなーとか、ちょっとした気づきを与えてくれます。


FourSquareも1年前のチェックインをメールでお知らせ

FourSquareからも週に1回メールが届くようになりましたね。
先週のダイジェスト版的な内容がメインですが、その中に一年前にここにチェックインしたよ!を教えてくれる「foursquare time machine」という項目があります。



日付と場所、コメント、写真を表示してくれます。
そもそもすっかり忘れてました、ここに行ったこと。


まとめ

過去のデータを使ったサービスはこれからどんどん出てくるような気がします。
ただ「こんなことがあったよ、ここに行ったよ」をお知らせするだけじゃなくて、過去のデータを分析して、「もうそろそろ美容院行ったほうがいいんじゃない?」とリマインドしてくれたり、自分が気づかなかったような自分自身に関する面白いことを教えてくれたりすると楽しいなと思います。

それが今そのサービスを使うモチベーションにもつながるのかなと。
そして、今日も当然のように自分の記録を残すわけです。