2012年7月23日月曜日

多摩美オープンキャンパスで出会ったジオな展示を紹介!

こんにちは。Chieです。

今週末は多摩美術大学オープンキャンパスを訪問してきました!
開放的なキャンパスとシンボリックな建造物にもすっかり魅了されました。

さて、今回のブログでは、数ある学生の作品展示の中から、ジオ関連のものをいくつかご紹介します。

■キャンパス内の放射線量を地図に
情報デザイン学科メディア芸術コースの展示では、八王子キャンパス内の放射線量を測定して作成した地図が展示されていました。その名も「みんなで作ろう放射線MAP」。


地図の横には、ポケットガイガー通称ポケガを使って測定結果をシールに記入、地図への貼り方を説明してあります。すぐ下に、よく見ると、、、「フェルトの作り方」?


地図上の校舎はすべて手作りのフェルトでできているそうです。とってもカラフルで、リアルな配置なのに、どこか非現実的な空間を想像させます。そこにペタペタと放射線量を記入した白黒のシールを貼る。

その組み合わせ方のギャップ。大学生ならではの発想ですね。


■いろいろな情報を地図で表現

同じく情報デザイン学科には、さまざまなインフォメーションを盛り込んだ地図の展示もありました。
紹介した以外にもいろいろありました!


・多摩美彫刻絵図
ずっとそこにある彫刻の存在感に、歴史上の妖怪の姿を重ね、ひとつひとつの姿や形を浮きだたせるように描いた絵図。立派な巻物とセット。



・The Ground Map of TAU(たまびじめんおとまっぷ)
地図上のその場所を聴覚で感じる地図。砂利道はざくざくした音、テニスコートではテニスをプレイする音など、地点をクリックすると音でその場所を楽しむことができます。



・ぼっちず
「ひとりでのんびりひるごはん」をコンセプトにした、一人になりたい人向けのおすすめスポットが一目でわかる地図。逆に友だちから見つかりやすくなるリスクも!?




■地図を用いたフォントも!
他には、情報デザイン学科には地図を使ったフォントも展示されていました。
「想いを伝える地図 -MAP FONT-」。少しノスタルジックなフォントとなっています。



■地域性をデザインで表現
最後に、テキスタイルデザイン学科。
その地域の植物をモチーフとして、ゴミ箱をデザイン。住人のエリア区分の違いによるごみ出し間違えを無くそうという試みです。


うーん。ごみ箱にしておくのはもったいないくらいの美しさ。
視覚的に自分の住んでいる地域を意識するというのは、直感的かつエリア愛も感じられていいなと思いました。


■まとめ
美大生により考え出された地図表現。そして地域性。
本来のお仕事上で考え、目にする地図とは異なった視点から誕生したクリエイティブに触れ、とても面白い体験となりました!

もっと質問してみたいと思うこともたくさんありましたが、あまりお話しができず持ち帰ってしまい、今思うととても残念です。

また機会を見つけて、他の大学にも訪れてみようと思います!


[おまけ]
今回のオープンキャンパス。訪問した一番のお目当ては、「あそびのデザイン」の体験でした。
その場でしか遊べないというゲームに、ついつい夢中になってしまいました!

下の写真でご紹介したゲームを作ったのは、情報デザイン学科の3年生のみなさん。4月からオープンキャンパスまでの3か月間で新しいゲームを考えます。どれも「始め方」から「終わり方」まできちんと設計されています。

子どもも大人も楽しめるので、来年はぜひ参加してみてくださいね。





Written by Chie (@crispytaffy)

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